『仏文和訳法』を読む(例文55)
山田原実 著『仏文和訳法』,大学書林,1949. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1704262
を読んでいます。
前々回から、主語がceの非人称構文に入っています。
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第一章 主語 2.仮定主語と本主語 (ロ)仮定主語がCE である場合
A. 本主語がque +名詞であることがある。この場合は、C’est の次に置かれている属詞を強調する。 B. 本主語が qui~であることがある。この場合は C’est の次に置かれた主語を強調する。 |
今日は(ロ)のCです。
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C.本主語が関係代名詞que~であることがある。この場合はC’estの次に置かれた直接補語を強調する。
[例文55] C’est ce roman que je veux lire.
[訳] 私の読みたいのはこの小説です(私はこの小説を読みたいのです)。
[註] Je veux lire ce roman. の直接補語を強調している。 |
今日は以上です。
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