『仏文和訳法』を読む(例文216)
山田原実 著『仏文和訳法』,大学書林,1949. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1704262
を読んでいます。
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第六章 代用語句 1. 代用語句を翻訳するに当たっては、 (ニ)Ce、cela、le、en、yなどの代名詞が Que+接続法文を受けることがある。 |
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[例文216] [訳] ある見地より考察されたる教育に関する事柄は、他の科学的な総ての性質をもつ学課の対照たり得るということは容易に説明できることである。
※『新しい仏文解釈法』(山田原実著、島田実増訂、大学書林,1963)では以下のように訳されています。
ある見地にたって見る時、教育に関する事柄は、他の科学的訓練のあらゆる性格を表わす一つの訓練の対象である得るということは容易に証明のできることである。 |
◯今日の要点
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1. 代用語句を翻訳するに当たっては、 (ニ)Ce、cela、le、en、yなどの代名詞が Que+接続法文を受けることがある。 |
辞書で確認しておきましょう。
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que1 /k(ə)/ (母音または無音の h の前では qu' となる)[接] 1 ⸨名詞節を導く⸩ …ということ.
➑ ⸨文頭に置かれて遊離構文を作る⸩ Qu'il ait refusé votre proposition, c'est bien probable.|彼があなた(方)の提案を断ったとは,いかにもありそうなことだ Qu'il soit venu, je ne m'y attendais pas.|彼が来るとは予期していなかった. que 以下の名詞節の機能に応じて,主節で ce, cela, le, en, y などの代名詞を用いて受ける 『プログレッシブ仏和辞典』 |
12((文頭に置かれる場合:動詞は接続法))▲用例
『ロワイヤル仏和中辞典』 |
今日は以上です。
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