『仏文和訳法』を読む(例文208)
山田原実 著『仏文和訳法』,大学書林,1949. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1704262
を読んでいます。
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第五章 否定語句 Quoi de plus~que…? 「…より~なものは何もない」 |
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[例文208]
[語句] mettre ordre à~ ~を秩序立てる refaire やり直す
[訳] すべての人は平等である。したがってすべての人は同じように取り扱われなければならない。身分や富の不平等は明らかにこの自然の平等の違反であるということを毎日我々は聞かされます。さて、この自然の平等を秩序立てることほど容易なことはありません。大きな取り前があり、小さな取り前があるのですから分配をやり直すがよいのです。すなわち十分に持たないものに与えるために持ち過ぎているものから奪えばよいのです。そうすればすべてがうまくまいるでしょう。
[注意]Que +接続法文が本例文のqu’on fasse... のごとく、Il convient que...とか Il faut que...の意味をもつことがある。
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◯語句補足
conditionは『ロベール仏和大辞典』によると、「[文章語] 社会階層,身分(=classe).」という意味があります。
◯今日の要点
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Quoi de plus~que…? 「…より~なものは何もない」 |
今日は以上です。
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