『仏文和訳法』を読む(例文76)
山田原実 著『仏文和訳法』,大学書林,1949. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1704262
を読んでいます。
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第一章 主語 2.仮定主語と本主語 |
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C’est que~ (1)「即ち~と云うことである」 (2)「それは~だからである」
[注意]これは説明の場合と理由を述べる場合と二様の場合があるから注意を要する。 ただしSi……, c’est que~の形式は c’est parce que~の場合で、この形式は常に siを無理して、「……は~だからである」と訳せばよい。 |
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[例文76] Si la population se presse dans nos villes au lieu de se disperser dans les campagnes, c’est qu’il y a un courant d’opinion, une poussée collective qui impose aux individus cette concentration. [語句] se presser群れをなして押し寄せる au lieu de~ ~する代わりに、~せずに(文を伴う時は au lieu que ~となる) se disperser散らばる [訳] 我が国の人口が田舎に分散せずに都市へ都市へと押し寄せて来るのは、ある世論、ある集団的圧迫があって人々にこの集中を強いるからである。 |
◯今日の要点
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Si……、c’est que~ (2)「……は~だからである」 |
辞書で確認しておきましょう。
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〈Si ... c'est ...〉⸨事実の提示;主節で理由を説明⸩ …なのは(…だからだ). S'il revient te voir, c'est (parce) qu'il n'a pas d'amour-propre.|彼が君に会いに戻ってくるなんて,プライドがないのだ Si je t'ai grondé, c'est pour ton bien.|君をしかったのは君のためを思ってのことだ. 『プログレッシブ仏和辞典』 |
今日は以上です。
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