2024年10月19日土曜日

例文113

 

『仏文和訳法』を読む(例文113

 

山田原実 著『仏文和訳法』,大学書林,1949. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1704262

を読んでいます。

第二章 動詞

 

2. 動詞と補語の関係

(イ)数的関係  一つの動詞が常に一つの補語を持ち、一つの補語が常に一つの動詞に関係するとは限らない。場合によっては、一つの動詞が数個の補語を持ち、反対に、一つの補語が二つ以上の動詞に関係することがある。

今回も↑の続きです。

 

例文113

 Le charbon est un capital s’il sert à chauffer une locomotive, et objet de consommation s’il sert à chauffer les pieds. Une automobile peut être indispensable à un médecin, auquel cas elle sera un capital, mais elle peut aussi ne servir qu’à la promenade.

 

語句

le charbon 石炭 une locomotive 機関車

indispensable à~~に欠くべからざる 

auquel cas その場合においては

石炭は、機関車を焚くために用いられる場合には資本であり、足を温めるために用いられる場合は消費物である。自動車は医師には必要欠くべからざるものである場合がある。この場合には自動車は資本になるのであろうが、自動車が散歩のために用いられる場合もある。

 

◯語句補足

lequel[] 関係 文章 lequel名詞〉その

Le ministre reçut les délégués syndicaux, lequel ministre n'était pas au courant du problème.大臣は組合代表の訪問を受けたがその大臣は当の問題に通じていなかった

auquel casその場合には

Son état pourrait empirer, auquel cas je reviendrais.の容態は悪化するかもしれないがその場合にはすぐ戻ってきましょう.             『プログレッシブ仏和辞典』

 

promenade(女)は「ドライブ」と訳したほうが判りやすいかと思います。

 

◯今日の要点

2. 動詞と補語の関係

(イ)数的関係  一つの動詞が常に一つの補語を持ち、一つの補語が常に一つの動詞に関係するとは限らない。場合によっては、一つの動詞が数個の補語を持ち、反対に、一つの補語が二つ以上の動詞に関係することがある。

 

例文113の第1

Le charbon est un capital s’il sert à chauffer une locomotive, et objet de consommation s’il sert à chauffer les pieds.

 

一つの述語動詞 est が un capital objet de consommation という二つの属詞をもっている、ということです。

 

今日は以上です。

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