2024年12月25日水曜日

例文146

 

『仏文和訳法』を読む(例文146

 

山田原実 著『仏文和訳法』,大学書林,1949. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1704262

を読んでいます。

 

第四章 比較語句

1. 比較語句と比較の対象

[附]最上級の対照 最上級の対照、すなわち「⋯⋯の中で一番~」の「⋯⋯の中で」は、一般に前置詞deを選考させて、de⋯⋯の形で表し、最上級を示す語の後に置かれるものである。しかしながら次

ぎの如き場合には、対照が最上級を表す語の前に置かれているから注意を要する。

(イ)対照を強調する場合 この場合は文頭に置かれる。

前回までは↑を見てきました。

 

今日は「最上級の対照(ロ)」に入ります。

(ロ)A de B+最上級を表す形容語句 その最上級を有するもの「A」が、その対照「B」の一部分または所属物である場合は、この形が現れることがある。

 

例文146

L’Italie est une contrée de l’Europe qui est la plus abondante en œuvre d’art.

[訳]

イタリアはヨーロッパで一番芸術作品に豊富な国である。

 

 

◯語句補足

contrée /kɔ̃tre/ [] 古風 文章 地方,国.

『プログレッシブ仏和辞典』

◯今日の要点

ロ)A de B+最上級を表す形容語句

L’Italie est une contrée(A) de l’Europe(B) qui est la plus abondante en œuvre d’art(最上級を表す形容語句)

 

qui est la plus abondante en œuvre d’art(最上級を表す形容語句)直前のl’Europe(B)ではなく、少し離れたune contrée(A)にかかっています。

 

今日は以上です。

 

 

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