『仏文和訳法』を読む(例文146)
山田原実 著『仏文和訳法』,大学書林,1949. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1704262
を読んでいます。
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第四章 比較語句 1. 比較語句と比較の対象 [附]最上級の対照 最上級の対照、すなわち「⋯⋯の中で一番~」の「⋯⋯の中で」は、一般に前置詞deを選考させて、de⋯⋯の形で表し、最上級を示す語の後に置かれるものである。しかしながら次 ぎの如き場合には、対照が最上級を表す語の前に置かれているから注意を要する。 (イ)対照を強調する場合 この場合は文頭に置かれる。 |
前回までは↑を見てきました。
今日は「最上級の対照(ロ)」に入ります。
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(ロ)A de B+最上級を表す形容語句 その最上級を有するもの「A」が、その対照「B」の一部分または所属物である場合は、この形が現れることがある。 |
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[例文146] L’Italie est une contrée de l’Europe qui est la plus abondante en œuvre d’art. [訳] イタリアはヨーロッパで一番芸術作品に豊富な国である。
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◯語句補足
contrée /kɔ̃tre/ [女] ⸨古風⸩ /⸨文章⸩ 地方,国.
『プログレッシブ仏和辞典』
◯今日の要点
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ロ)A de B+最上級を表す形容語句 |
L’Italie est une contrée(A) de l’Europe(B) qui est la plus abondante en œuvre d’art(最上級を表す形容語句)
qui est la plus abondante en œuvre d’art(最上級を表す形容語句)は直前のl’Europe(B)ではなく、少し離れたune contrée(A)にかかっています。
今日は以上です。
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