『仏文和訳法』を読む(例文227)
山田原実 著『仏文和訳法』,大学書林,1949. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1704262
を読んでいます。
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第六章 代用語句 2.Celui-ci, Celui-làなど 一般にcelui-ci, celui-làなどは、ciの付された方は、前出の二つの名詞の中の後の方を指し、làの付された方はその名詞の中の前の方を指す。 [注意]celui-ci, celui-làなどが単独に用いられた場合に、「前者」「後者」の意を表わすのではなくて、「この~」「その~」と話題に上がっている語を強く言い表すことがある。 |
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[例文227] Les peuples changent de langues, mais spontanément et lentement. Il n’y a aucune force politique ou militaire qui soit capable de les y amener. Si l’histoire peut se porter garante d’une vérité universelle et éternelle, c’est bien de celle-là. [語句] se porter garante de~ ~の保証に立つ
[訳] 民族が国語を変えるがそれは自然的に徐々に変えるのであって、いかなる政治上の力も、いかなる軍事的力も民族をして国語を変えるに至らしむることができない。もし歴史がある一般的なしかも永久的な真理の保証に立つことができるとすれば、それは正しくこの上述の真理についてである。 |
◯語句補足
・être [se porter] garant ⌈de qc [que+直説法]|…に責任を持つ,を請け合う. 『プログレッシブ仏和辞典』
◯今日の要点
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[注意]celui-ci, celui-làなどが単独に用いられた場合に、「前者」「後者」の意を表わすのではなくて、「この~」「その~」と話題に上がっている語を強く言い表すことがある。 |
今日は以上です。
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