『仏文和訳法』を読む(例文291)
山田原実先生 著『仏文和訳法』,大学書林,1949. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1704262
を読んでいます。
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第八章 譲歩語句 Pour peu que~(接続法文)「たとえ少しでも~ならば」 |
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[例文291]
[語句] pour la plupart 多くは、大部分は la valeur locative 賃貸価値 l’évaluation 評価 être assujetti à~ ~に従う(assujettir 従わせる) l’agent du fisc 収税官吏 le répartiteur 町村租税調査員 les préférences 偏愛 la rancune 悪感情、怨恨
[訳] そこの家々は大部分はその所有者によって住まわれていて、かつて賃貸借の対象になったことのない小さい村や田舎においては、賃貸価値の評価は非常な専断によって行われる。収税官吏もしくは町村の租税調査員が、たとえ少しでも好意または反感をもっておれば、彼らは容易に、ほとんど価値の変わりない2軒の家についても、甲の課税を乙の課税に比して倍加することができる。少なくとも5割だけ増額することができる。 |
〇語句補足
l’imposition n.f. 課税
〇今日の要点
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Pour peu que~(接続法文)「たとえ少しでも~ならば」 |
前回とは違う辞書で確認しておきましょう。
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◆pour peu que+subj. わずかでも…であれば,…しさえすれば Pour peu qu'il le veuille, il réussira.そう望みさえすれば彼は成功するだろう 『ロワイヤル仏和中辞典』 |
今日は以上です。
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